忍者ブログ
こちらは二次創作を含みます。 当方腐女子につきご注意。 現在ガンダムOOの感想、小説をメインにしています。 リンクは気が向いたらお知らせ下さい。 無断転載禁止です。
2024/12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ハレルヤ×アレルヤ短文。
下のハレルヤ視点です。
OKな人は続きからどうぞ

誰も俺たちの間に入ってくるな。

消えてしまえばいい。この忌々しい白い世界も何もかも。

俺には何もいらない。

 

俺達以外はなにも――――

 

白いベッドの上であいつが猫みたいに丸まって寝ていた。

実験の後はいつもこうして辛そうにしている。今回は何をされたんだろう。

「アレルヤ……大丈夫か?」

煩わしそうな前髪を指先で掃ってやるとほっと息をつく。

「平気だよ……」

嘘つくな。

このまま死んじゃうんじゃないかと怖くなって、ぎゅうと手を握った。痛いくらいのはずなのにこいつは安心したように笑うんだ。

こうしていればなにもこわいことはないと言いたげに。

 

知ってる。お前の考えてることなんとなく。

俺が大人達の実験で少し会えなくなったりしたとき、とてもとても怖がってるだろ?

でも俺はそれを見て安心するんだ。

俺がいないと不安でしかたない、その顔を見る度に愛しくなる。

そのときは、俺とお前の世界に邪魔なものはなにもないって思えるから。

本当に俺がいなければ駄目になってしまえばいい。

 

だって俺はお前以外はいらないんだから。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
11 2024/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
プロフィール
HN:
しゃけ
性別:
非公開
フリーエリア
最新コメント
[01/26 來羅]
最新トラックバック
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]