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ハレルヤ×アレルヤ短文
OKな人は続きからどうぞ
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猫の首に細い子供の指が食い込む。
ふわふわとした毛並みの下で脈動する心臓の音を聞いて顔を顰めた。気持ち悪い。
我慢して、骨も折れよと力をこめる。
やがて汚らしい血泡を吐きながら、痙攣して動かなくなった。
ああよかった。人間以外の殺し方は習ってないから上手くできるか不安だったのだ。
牧場に住む生物は遺伝子操作された子供達だけではない。
それを管理する大人。金銀のオッドアイを持つこの猫は研究者の一人が飼っているものだ。
アレルヤはこの猫がお気に入りだった。自分達と同じ眼だと喜んでいた。
でも俺はそうは思えない。
眼は俺達より濁って見える。この色は俺達二人だけのものなのに。
媚を売る鳴き声が気に入らない。
餌をもらえるなら誰にでも擦り寄るのが嫌だ。
何よりもアレルヤがこいつのことを気に入ってるのが許せない。
だから消したくなった。
いなくなったら悲しむかなと思ったけど、たかが猫一匹そのうち忘れてしまうだろう。
今は猫で済むけれど、これが人になったら面倒くさいなあ。
なんで俺達の世界には余計な物が入ってくるんだろう。
ずっとあの眼に映るのが俺だけならいいのに。
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